人生の中で、出会いは最も素晴らしいもの。
「食」との出会いは「人」との出会いとともに人生を豊かに彩ります。
私たちフィデアは、それまでの食文化にない食材を探求・提案し、
食品のフロンティアを拓く会社でありつづけます。
1904年設立の老舗カスカウィン蒸留所から、日本人初のテキレロ(テキーラ職人)が送り出す、"古き良きテキーラ"、テキーラ・カスカウィン。
原料であるリュウゼツラン=アガヴェを100%用いて伝統的な製法で丁寧に作り上げられる、いわば吟醸酒のテキーラ版。若いアガヴェの風味に富み、まろやかな口当たりは、カクテル・ベースとしても最大限にその魅力を発揮します。
TBS系「クレージージャーニー」でも採り上げられた日本人初のテキレロである景田哲夫が携わる老舗蒸留所カスカウィンが手掛けるテキーラを、群馬県産の梅を使い、天保12年創業の老舗酒蔵の伝統とノウハウを用いて梅酒にしました。
シルエラ「白(ブランコ)」は、あえてテキーラの味わいを残した短期熟成で度数が高めの梅酒です。ロックやソーダ割でお楽しみください。テキーラがお好きな方はストレート、あるいはカスカウィンブランコを追加する「追いテキーラ」でもお楽しみいただけます。
メキシコのテキーラ認証機関CRTによると、日本でテキーラが加工されたことは過去1回のみ。テキーラを使った梅酒は日本初となります。
メスカル規制委員会の創設メンバーでもあり、世界的なメスカル・ブームの先駆けとなったブランドのプロデュースも行った名門一族が手掛ける、メスカルの「基準=MEDIDA」となるメスカル・ブランドです。 異なるアガベの個性を最大限に活かした全7ラインナップ。ボトル・サイズは750ml,250ml,50mlの三種で展開。World Best Restaurantの常連である有名レストランでも取り扱われる「一流に選ばれるメスカル」をお試し下さい。
日本人として、そして日本人の女性として初めてこのメスカルのプロデュースに携わったのが、平松琴絵。メスカルの魅力に魅入られ、一念発起、麻布十番にメスカルとテキーラの専門店「エル フジヤマ」を2014年6月に開業。数度に渡ってメキシコを訪れ、各所のメスカルの蒸留所を巡り、現地のファミリー達との交流を深める中、メスカルを日本で広める手段の一つとして、自らが関わるお酒をリリースすることを思い立ちます。
「基準」となるメスカル「LA MEDIDA」と、一人の日本人女性がともに作り上げたプライベート・セレクション・メスカル第一弾「LA MEDIDA JABALI Koty's Selection For Japan」、第二弾「LA MEDIDA TOBASICHE Koty's Selection For Japan」に続く第三弾。限定生産84本の小ロットのこのメスカルに込められた想いを、是非ご賞味下さい。
オアハカ産のメスカルがマーケットの多くを占める中で、珍しいミチョアカン州産のメスカル・ブランド。カスカウィン蒸留所のタテマドの指導も行ったマエストロによる伝統のメスカルです。 ラインナップもオアハカ産の大部分を占めるエスパディンを含まない、クプレアタ、マンソサウアジョ、アルト(イナエキデンス)という稀少種アガベ三種類で展開。その個性的な風味をお楽しみ下さい。
イタリアサッカー界の至宝アンドレア・ピルロ。ロベルト・バッジョも認めるイタリアの至宝は実は大のワイン好き。幾多のワインを体験し尽した彼が自らのこだわりを体現するための有機ワイナリーを一族で経営。粋を尽くしたそのワインがついに日本へ上陸を果たしました。
「できるだけナチュラル」、「自然とテリトリーを注視したワイン造り」、「ワインは美しくきれいで、ずば抜けてエレガント」に拘った、宝石のようなビオ・ワインです。
カルマ・テキーラは、セムラー、サドルロックといった銘柄で著名なワイン醸造一家、セムラー家所有のプレミアムテキーラ・ブランドです。セムラー、サドルロックへの確固たる評価を背景に、プレミアム・テキーラの代名詞ともなった"パトロン"をかつて製造していた老舗蒸留所で、70年以上に渡って引き継がれてきた伝統的な手法を用いて蒸留されています。
最も熟した糖度24度以上のアガヴェのみを用いた贅沢なテキーラは、美しいボトルも相まって、エレガントなシーンを演出します。
「牡蠣の王様」「世界一の牡蠣」とも称されるニュージーランド産の天然牡蠣の最高級品ブラフオイスターです。世界の中でこのニュージーランドのブラフ地方でしか採れず、養殖も行われていないことから厳しい解禁期間が設定されているため、幻の牡蠣ともいわれています。
「ブラフオイスター」は、株式会社フィデアの登録商標です。
地方の美味しい特産物を、自治体様、農業者様(団体含む)などが、全国各地の様々なシェフとつながり、お仕事として「商品開発」「官能評価」「レシピ開発」などを依頼することができるマッチングプラットフォームサイトです。依頼することそのものが、シェフの方々へ、その特産品の情報を届けることにもつながります。
社名:株式会社フィデア
創業日:2011年3月26日
資本金:800万円
本社:東京都港区芝2-26-6 1F
事業内容:料理人の各種マッチングサービス、輸入酒類、魚介類(天然ブラフオイスター)、菓子類、雑貨の輸入・卸・販売ならびに食品販売促進コンサルティング、WEBシステム開発およびデザイン制作、各種配送代行、ポスターデザイン・編集、プロモーション企画
※「ブラフオイスター」は、株式会社フィデアの登録商標です。
東京都公安委員会古物商許可取得:301191104471
※20歳以上の年齢であることを確認できない場合には酒類を販売致しません。
※妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児、乳児の発育に悪影響を与えるおそれがあります。
アクセス:〒105-0014 東京都港区芝2-26-6-1F
取引銀行:みずほ銀行、ジャパンネット銀行、ゆうちょ銀行、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行
何故、日本人の私がメスカルというメキシコのお酒を手掛けたのか。
これは完全に、「縁」と「使命」だと思っています。
勿論、メスカルというお酒に魅了され、その味を気に入ったということも大きな理由のひとつですが、その魅力は味というところにとどまりません。
原材料のアガヴェの個性やそれらの素材の品質を見極めるマエストロの力量、経験値、家族で蒸留所を守り続けている伝統的な暮らしぶりを見て感動し、敬意の気持ちを抱きました。
自分が感動したものを伝えたい、というシンプルな考え方が私の人生です。
勿論、全ての人に理解、共感してもらえるわけではないでしょう。世界中に素晴らしいお酒が沢山ある中で、私とメスカルとの縁を通じて、その文化を少しでも形にして広めることができればと思い、ようやく出来上がったのがこの一本です。
微力な私一人だけでは、到底なし得ることの出来ないことでした。
ただ単にブランドを作る、ということはある意味簡単です。
しかし、自分が納得のいくものを形にするということは容易なことではありませんでした。この一本にたどり着くまでの経緯に関わった人たちとの信頼関係や、私を理解し応援してくれた家族の存在があってこその一本です。
Koty’s Selection For Japan アガヴェの品種はハバリ。
ハバリというアガヴェは、メスカルに用いられる品種の中でも稀少です。サポニンが多く、生産過程で多くの泡が出るため、作り手にとってもとても扱いにくいアガヴェです。初めて手掛けたメスカルが数十種類あるアガヴェの品種の中でこの「ハバリ」になった経緯は、沢山の寄り道と山あり谷ありのものでした。
そして今、この結果にとても満足しています。
初めの一歩となるメスカルは、私を理解し、信じ、いつも見守ってくれた母への感謝の気持ちを込めた一本にしたいと思っていました(そんな母はお酒が飲めないのですが…)。
そのような理由から、今回のボトルの味の方向性は、抽象的に表現すると「母性」。ハバリというアガヴェの品種の個性を大事にしながら、あたたかさや優しさ、奥行きと逞しさとを感じる味わいです。
メキシコを訪れ、メスカルの蒸留所を巡り、試飲をかさねながら様々なことを学びました。他方で、まだまだ学び足りないということを実感させられ、知れば知るほどに自分が納得のいくメスカルを作るということはとても難しいことだと感じ始めていました。無理かもしれないと。
素晴らしいお酒を作るにあたっては製造工程が重要であるのは勿論ですが、味を左右する一番の要素は原材料です。素晴らしいアガヴェ、その素材を見極めることのできる経験値とメスカル作りへの情熱を持ち、丁寧な仕事ができるマエストロとの出会いを探していました。そして彼らと信頼関係を築くことが不可欠です。
しかし、日本に居ながらこれらを実現することの難しさを感じ、半ばあきらめかけながらオアハカをあとにしたのが、昨年2020年3月のことでした。帰国するや否や、この新型コロナ禍による飲食店の自粛要請で店も休業し、不安な日々を送っていたある日、メキシコからの連絡が届きました。LA MEDIDAのブランド・オーナーのフリアンからでした。メキシコに行くといつも親切に迎えてくれ、蒸留所の視察、観光も含めてメキシコでの滞在中は殆んど一緒に行動を共にしてくれる尊敬すべき友人です。
前回のメキシコ視察では、アクシデントでオアハカからメキシコ・シティまでの飛行機に乗ることができず、親切にもフリアンが車でメキシコ・シティまで送ってくれました。その5、6時間の移動の間に、思い切って自分のメスカル・ブランド作りについて相談をしました。自分のメスカルへの思い、メスカルとのストーリー、どうすれば私のしたいことが実現できるのかなど、聞ける限りのことを質問しました。
メキシコ・シティのホテルにたどり着くと、フリアンは、車に積んでいた数本のメスカルのテイスティングをして、コメントをくれないか、と言ってきました。その中でとても美味しいと印象に残ったメスカルがハバリだったのです。
フリアンからの連絡は、信頼のおける蒸留所で品質のしっかりしたハバリを作るマエストロを知っているけれども紹介しますか?という内容のものだったのです。直ぐにでもメキシコへ向かって、その蒸留所を訪れたい気持ちでいっぱいになりましたが、このコロナ・ウイルスの状況下、そうも行きません。
私はこの「流れ」、「縁」を贈り物のように受けとめ、お願いすることに決めました。何よりフリアン・ファミリーを信頼し尊敬していたので、不安はありませんでした。
そしてついに自分の手に届いたメスカルを眺め緊張しながら、テイスティングを始めました。
48度という度数を感じさせないスルッと滑らかな優しい喉ごし。喉に引っかかるアシッドがないのはマエストロの素晴しい仕事のなせる技です。鼻からオリエンタルな樹脂を焼いたような香りが抜け、ミンティなサッパリ感とフローラルなブーケを思わせる奥深い甘さの余韻を長く感じます。時間を置く程に色々な香りのニュアンスが立ち、厚みのある深い味わいに仕上がっています。いわゆる華やかで分かり易い個性的な味わいではありませんが、ワビサビ(詫び寂び)を感じさせます。華やかさから少し離れた不足の美得のような美味しさです。
全てを受け止めるような奥行のある、「慈悲深い」母性的な味わいです。
数杯飲んでも飽きさせないまとまり感と、この母性を感じさせる味わいに感動しています。
当初は別のアガヴェでのメスカル作りを考えていたところ、まさかのハバリからのスタート。にもかかわらず、私が目指していた味わいのトーンにかなっていたこと。
不思議な気持ちと感謝の気持ちでいっぱいになりました。
これからこのメスカルを飲まれた皆様の感じ方は様々でしょう。お好みでなかった場合も含めて、私はこのメスカルが素晴しいアガヴェを使い、素晴しいマエストロによって手塩にかけて作られた、素晴らしい出来のお酒であることを、自信を持ってお伝えできます。
このような形ですが、メキシコの文化の一端を伝える最初の一歩が、漸く現実になりました。小さな一歩かも知れませんが、この先も2歩、3歩と、可能な限りチャレンジしていこうと思っています。
残念な事に希少なアガベで全て手作りな為、限定84本です。
今後、このような素晴しいアガベの品種、蒸留所と更に出会い、シリーズ化をしていく予定でいますので、今回のKoty's Selectionハバリに続く異なる品種のアガベのメスカルを期待してお待ち頂けましたら幸いです。
最後に、Koty's Selection For Japanのリリースに力を貸して下さったフリアン・ファミリー、蒸留所のマエストロとそのファミリー、応援してくれた友人達、見守ってくれた父母、そして素晴しいアガヴェに感謝の「有難う」を送ります。
皆様のより豊かで愉しい経験が増すことを願いつつ、このお酒をお届けしたいです。Dixbee